お口の機能とは具体的に以下の5つに分類されます。
- 咀嚼(そしゃく):食べ物を「噛む」機能
- 嚥下(えんげ):食べ物や飲み物を「飲み込む」機能
- 構音(こうおん):舌や唇を使って「言葉を作る」機能
- 唾液(だえき):食事や口腔内の清潔のために「唾液を分泌する」機能
- 感覚(かんかく):食事や発声のために、口腔内の状態を感じて理解する機能
この5つの機能が組み合わさって私たちが普段何気なくおこなっている「食べる」「話す」という行動に繋がっています。
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『口腔機能低下症』という病気をご存知ですか。
口腔機能低下症とは、加齢だけでなく疾患や障害など様々な要因によって、お口の機能が複合的に低下している疾患のことをいいます。
この5つの機能が組み合わさって私たちが普段何気なくおこなっている「食べる」「話す」という行動に繋がっています。
食べ物がよく噛めない、飲み込みにくくなったことを大きな問題ではないと思い込んで放置してしまう場合があります。噛む力、飲み込む力が低下してしまうと、普段の食生活から固い食べ物を避けて柔らかい食べ物を選ぶなどの変化が起きて、栄養のバランスが偏り、エネルギー不足になります。他にも加齢による飲み込む力の低下によって、誤嚥性肺炎が起きてしまい死亡リスクが高くなります。どれかひとつの機能がうまく何気ない問題だと思っていても、いつの間にか全身の健康に影響を及ぼしてしまいます。
特に高齢者の方は、むし歯や歯周病、入れ歯の不適合などに加えて、加齢や全身疾患、薬の副作用等によっても口腔機能が低下しやすいため、個々の生活環境や全身状態を見据えて口腔機能を適切に管理する必要があります。
こんなこと気になりませんか?
1つでもあてはまる項目があれば、口腔機能低下症の疑いがあります。
このような症状がある方は、当院までご相談ください。